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ミスターLキーパー®
油や粉の潜込、熱によるベルトの収縮問題を解決
油や粉の潜込や熱水洗浄に強い低収縮ベルトが新たに誕生しました。
当製品はベルト裏面にカバーを施されているため、油や粉の潜込、熱による収縮を防止することができ、寸法変化が起こりにくいベルトです。
また、ベルト裏面に摺動層を設けており、テーブル支持走行やナイフエッジ(R3)に対応しています。
原材料搬送や加熱殺菌が施される搬送設備にご使用いただけます。
特長
- Point1 裏面にカバーを施すことで、油や粉の潜込による収縮を防止
- Point2 ベルト裏面に摺動層を設けることによって、テーブル支持走行やナイフエッジ(R3)に対応
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Point3
耐湿熱性・耐薬品性に優れ、ベルトの熱水洗浄(最高100℃まで)可能
また、次亜塩素酸水にも強い - Point4 抗菌・防カビ、耳ほつれ防止仕様
- Point5 食品衛生法(厚生省告示370号)適合・食品衛生法PL制度に適合
熱水洗浄や油・粉の潜込に強い!
- 本製品の開発背景は?
- 食品業界では搬送される食品に含まれる油や粉体が、ベルトの裏面の帆布に潜り込むことで、ベルトが異常収縮することが課題となっていました。
収縮することでベルトが蛇行したり、過張力によりプーリが折れることもあります。また、ベルトは定期的に熱水(70℃以上)に浸漬することで殺菌・洗浄処理を行いますが、熱よりベルトが収縮し、元の搬送機器に取り付けできない等の問題が発生します。
上記2つの要因から成る「収縮問題」に対するご要望にお応えするために、低収縮ベルトの開発に着手しました。
- 製品の開発において難しかったところ、拘りのポイントは?
- 潜り込み収縮はベルト裏面の帆布に異物が潜り込むことで発生する現象です。従って、裏面に樹脂をカバーすることで潜り込み収縮を防止することができます。ただし、裏面に樹脂を設けても、既存の樹脂では摩擦抵抗が上がりテーブル支持やナイフエッジ走行が困難となります。
そこで、ベルト裏面最下層に摩擦係数を低減する「摺動樹脂」を開発し、設置することで、テーブル支持やナイフエッジ走行が可能なベルト構造を発案しました。摺動樹脂の開発においては、多くの相反する特性を満たす必要がありましたが、試験を繰り返し、当社独自の配合を開発することに成功致しました。
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